黒いマドンナ(Black Madonna)とは、黒い肌で描かれた聖母マリアと幼子イエス像を指す。ブラック・マドンナ、あるいはブラック・ヴァージンは、従来広く受け入れられてきた白い肌の聖母マリアの特徴や象徴性に挑戦する存在であり、カトリック教会の一部では非常に議論を呼ぶ問題となっている。ヨーロッパをはじめ世界各地の教会、大聖堂、修道院には、このブラック・マドンナを描いたイコン、絵画、木像が数多く存在する。では、なぜ母と子はこのような姿で表されているのか。そしてどこで、この崇敬されながらも時に物議を醸す宗教的な異色の存在の、最も興味深い例を見ることができるのだろうか?
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