イエスの母マリアは、福音書の中では、霊的な直感力に優れた人物として描かれている。また、神によって「大いに恵まれた」人物とも評されている。しかし、救世主を身ごもった彼女は実は貧しい出自で、教育もほとんど受けておらず、質素な生活を送っていた。貞潔と従順の模範として、また権威と尊敬の象徴としてしばしば語られるマリアの生涯は、聖書にある程度まで記録されているが、晩年は謎に包まれている。では、聖母マリアについて私たちが本当に知っているのはどういうことなのだろうか？
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