ダムは、人類の野心を象徴する最も壮大な構造物の一つである。荒れ狂う川を制御し、電力を生み出し、都市を洪水から守り、広大な農地に灌漑を施し、レクリエーションを通じて活気ある経済を支える。まさに、ダムは土木工学の偉業である。しかし、どれほど堅牢に見えようとも、どれほど綿密に設計されていようとも、これまでに建設されたすべてのダムに共通する厳然たる事実が一つ存在する。それは、「ダムは一時的な存在である」ということである。
時間、重力、そして水が静かに共謀し、変化をもたらす。その変化の媒介となるものが堆積物である。世界中のすべての川が運んでくる堆積物は、砂、シルト(細かい泥)、有機物が混ざったものであり、流れや嵐によって下流へと押し流される。そして、それがダムに到達すると、そこで沈殿し、その場に留まり続けるのである。
すべてのダムの背後にある貯水池は、少しずつ、しかし確実に、底から上へと堆積物によって満たされていく。一粒ずつ、一層ずつ積み重なり、やがて本来の機能はその蓄積によって損なわれていくのである。では、水資源を管理するための最も重要な手段の一つが、自らの設計の犠牲になるとき、我々はどうすべきなのだろうか?その答えは、このギャラリーを進めることで明らかになる。