ダイヤモンドは歴史的に、名声と富の象徴とされてきた。王冠や王族の宝飾品として何世紀にもわたり用いられてきたのである。しかし、世界で採掘されるダイヤモンドのうち宝飾用に適したジェムグレードに分類されるものは全体の約5分の1にすぎない。残る約80%は、その卓越した硬度を生かして、切削工具や研磨工具といった工業用途に使用されている。
ダイヤモンドは主にキンバーライトパイプと呼ばれる特殊な火山岩の中で見つかる。これは、地球深部からダイヤモンドを地表付近へと運ぶ希少な火山噴火によって形成される岩石であり、採掘はさまざまな方法で行われている。
こうした魅力的な宝石に対する高い需要から、ロシアから南アフリカに至る世界各地でダイヤモンド鉱山が開発されてきた。このギャラリーでは、世界最大級の鉱山とその総ダイヤモンド埋蔵量を紹介していく。続きをご覧いただきたい。