世界中で、民主主義がますます損なわれている。独立したメディア、自由な選挙、法の支配、政治的多様性といった基本的な柱は、市民の参加、説明責任、そして市民の自由を保障するうえで不可欠である。しかし、多くの地域でこれらの基盤が脅威にさらされている。
権威主義体制のもとで、憲法の操作、反対意見の封じ込み、独立した制度の解体などを通して権力が強化されている。報道の自由は失われ、反対派の声は封じられ、市民の自由も後退し続けている。
Freedom Houseは、年次報告を通してこれらの状況を追跡しており、詳細な分析とFreedom Index(自由指数)を発表している。自由指数の尺度は0から100で、数値が大きいほど自由の度合いが高いことを示している。その評価基準には、候補者の統制、選挙ルールの変更、国家資源の濫用、行政上の不正、候補者・選挙職員・公職者への暴力、抗議活動の弾圧、投票所への攻撃などが含まれる。
このギャラリーでは、過去10年で自由指数が大きく低下した国々を紹介している。どの国がリスト入りしたのか、ぜひチェックしてみていただきたい。