オスマン帝国は歴史上最も強大な帝国の一つである。1299年に建国され、623年間存続し、その間36人以上のスルタンが統治した。スルタンは帝国の大半で絶対的支配者として国家と政府を鉄の如き権力で掌握していた。しかし、1600年代初頭には「女帝時代(Sultanate of Women)」と呼ばれる異例の現象が起こった。それは、スルタンの妻や母、姉妹、さらには祖母までもが統治エリートの中で並外れた政治的影響力を行使した時代である。しかも多くのこうした女性たちはハレム制度から奴隷身分として上がり、コンスタンティノープルの豪華な宮殿で夫とともにその地位を得たのであった。だが、最も影響力を持った帝室の女性たちとは誰で、彼女たちの具体的な役割は何だったのか。
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